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一度でいいから、君と甘い話がしてみたいものだ。






















たった一言なのに























「そうは思わないかね、鋼の」

「何で俺が、アンタとそんなことしなきゃならねーんだ」




スパッと見事なほど綺麗に断られる。





「仕事で疲れているんだ。せっかく君が帰って来たのだから、

褒美をくれないのかね」



そういう私に。




「仕事を溜めるのが悪い」


それに、俺はベタベタすんのは好きじゃねーんだよ。






分かっているさ。

でも、あまりにそっけないんじゃないか?




他に、思う男が出来たのかと、不安になる男心を分かってなどいないに違いない。

この少女はあまりにも純粋で、目的以外のことには欲が余りに薄い。





想いが通じ合っても、彼女の態度はほとんど変わらない。

変わったことといえば、以前よりほんの少しだが定期的に帰ってくるようになったことくらいだ。








「はぁ」

無意識に出るため息。






その時。



「”俺”は、アルが一番大切だ」





と、彼女が呟いた。






理解はしているんだ。

だが、感情がついていかないこともあるのだよ。





エドワード。








私が口を開きかけたとき、彼女が俺のほうを向き、その言葉を遮った。







「これから言うことは、忘れろよ!いいか!!」


迫力に、思わず頷く。



そして、エドワードは、椅子から立ち上がり、ロイの横に来た。

そして、唇を彼の耳元に寄せ、囁いた。









「でも、"私"には、あんたが必要なんだよ、ロイ」









言い終えると、くるりと背を向き、


じゃあな。と歩いて出て行った。










参った。これを忘れろと?




できるわけないじゃないか。



















まったく、これでは甘い言葉も歯が立たない。















≫ロイエド子で、シリアスも好きなんですが、甘甘が読みたいです!【千恵さん】 
 

エド子の言葉は、普通の恋人の甘い会話よりも数倍ロイの心を掴んでしまう、
何倍も甘い言葉へと変わるのです、というお話。
まるで、麻薬。じわりと侵食していくのです。
一度つかまってしまったら、離れることは出来ません。
エド子は、アルを元に戻すまでは、ベタベタすることは皆無だと思います。
しっかり、二人で元に戻るまでは、たとえ思いが通じても、男として接すると思うんです。

ただ、元に戻ったら。
思う存分甘えるのだと思います。
基本的には、素直な子というのがmy設定ですので(笑)。
でも、たまには縛りたくなるのです。
彼を。



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